「餃子屋にこ」は、
ひとくち餃子を看板商品とした
餃子居酒屋として開業しました。
理想の餃子がどんな餃子かも分からず
近所の人気店の餃子に近い餃子を
一生懸命作っていましたが、
その餃子にすらなかなかたどり着けなく
餃子という料理の奥深さと
難しさに悪戦苦闘の日々でした。
そこにあの感染症の3年間がきて
お店は存続の危機になりました。
何とか存続の目処をつける事ができ、
その3年間で0から餃子と向き合いました。
肉だけで餃子を作ったり
味付けをしないで作ったり、
塩だけで作ったり等、
何をすれば何が起こるのか?
科学の実験のような毎日を過ごし、
本当に餃子と向き合あい、
ひたすらに餃子の研究に没頭しました。
すると、ある時期から餃子の事が
理解できるようになってきました。
そこから我々の理想とする餃子は
どんな餃子なのかが
はっきりと思えるようになりました。
やっと理想の餃子、目指す餃子が思い浮び
名前をつけることにしました。
すると今度は良いネーミングができません。
実は名前がつくまでに1年かかりました。
そうやって生まれた餃子の名前が
『とろける餃子』です。